石鹸で洗った際に、性器に痛みが出れば性病
この話がどこから広まったのかはわかりませんが、性病を判断する目安の1つに「石鹸で洗った際に、性器に痛みが出れば性病」という話があります。
実は風俗では多かった迷信なのですが、いまだに信じている方がいらっしゃいます。
もちろん、風俗を経営されている方にも、少なからずこの話を信じている方もいます。
性病(STD)には、クラミジアや淋病・HIV・肝炎・梅毒など色々ありますが、いずれも石鹸で洗ったくらいでは判断することはできません。
性器に傷があった場合も沁みたり痛みがあったりしますし、ただ石けんが皮膚に合っていないだけかもしれませんからね。
いずれにせよ、この話はデタラメです。
例えばですが、感染力の高いクラミジアや淋病に感染した場合、異常(尿をしたときに痛みや膿が出る)がなければ、ほとんどの方は感染していることに気が付きません。
もちろん、性病検査を定期的にされているなら話しは別ですが、お金がかかりますし、携帯電話のように身近に感じることがないので、自覚症状が出るまでは気づかないことがほとんどなんです。
本来は定期的に検査をすることが望ましいんですが、難しいでしょうね・・・。
これらを踏まえてですが、これが石けんで洗った時に痛みが出て性病だとわかるのであれば、これほどまでに性病が蔓延することはなかったと思います。
実際、私自身が淋病にかかった時も、性器を石けんで洗った際に全く痛みはなく、排尿時に激痛が走ったため、そこで初めて性病かもしれないと思ったわけです。
つまりです。
清潔にするという意味では非常に大切なのですが、性病かどうかを判断する目安にはなりません。