性病の潜伏期間と検査可能日
性病も風邪などと一緒で、症状が出てくるまでの潜伏期間が存在します。
潜伏期間中は何も感じませんが、期間が経過することで症状が出ます。
ただし、性病の場合、感染していても自覚症状が全くでないことがあり、クラミジアや淋病はその例です。
自覚症状が出ないからといって、それを放置してしまうと、将来「不妊症」などの原因になりますので、治療が必要となります。
※性病は自然と治ることはありません。
性病の潜伏期間一覧表
性病名 | 潜伏期間 |
---|---|
クラミジア | 3日〜2週間 |
淋病 | 2日〜7日間 |
梅毒 | 3週間〜3か月 |
トリコモナス | 3日〜14日間 |
性器カンジダ症 | 2日〜7日間 |
B型肝炎 | 1か月〜2か月 |
HIV | 1年〜10年 |
尖圭コンジローマ | 3週間〜6か月 |
性器ヘルペス | 2日〜10日間 |
毛じらみ | 1か月〜2か月 |
ただし、上記の潜伏期間は専門書や医師によっても異なるため、多少のズレがあります。
次に、性病に感染してから正しく検査結果が反映される「検査可能日」を紹介します。
性病検査可能日の目安
性病 | 性行為後の検査可能目安 |
---|---|
クラミジア | 2日〜3日 |
淋病 | 2日〜3日 |
梅毒 | 1か月〜 |
トリコモナス | 2日〜3日 |
性器カンジダ症 | 症状が出てから |
B型肝炎 | 2か月後 |
HIV | 3か月後 |
尖圭コンジローマ | 症状が出てから |
性器ヘルペス | 症状が出てから |
性行為後、上記の日数が経過後より、性病検査が反映されるようになります。
ある程度の菌が増えてからの方が、確実に結果に反映されるので、上記の日数よりも少し日にちを空ける方が確実かもしれません。
より詳しいことは、性病検査キットのHPか、病院の方でご確認ください。
ただし、HIVは1か月目でもある程度はわかるようですが、正確にきちんと結果が出るには、3か月必要となります。
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個別の性病について軽く紹介
上記に性病の潜伏期間と検査が可能な日にちを紹介しました。
ここからは、個別の性病について軽く紹介したいと思います。
■クラミジア
性病の中でも感染率が非常に高い性病です。
性行為後、2日〜2週間程度の潜伏を経過後、ペニスや睾丸付近に違和感を感じます。
排尿痛やムズムズする違和感など、いくつかの症状があります。
ただし、半数の方は無症状で自覚がないことも多い病気です。
治療方法は抗生物質
■淋病
こちらも性病の中で感染率が高い病気です。
性行為後、2日〜7日程度の潜伏後、症状が出ます。
淋病は排尿痛が多く、トイレで尿をするたびに痛みます。
治療方法は抗生物質
■梅毒
昔の病気と言われていた梅毒ですが、ここ最近増加している厄介な病気。
3週間〜3ヶ月の潜伏期間を経て、症状が出ます。
梅毒は段階があるため、初期の症状では気が付かないことが多いです。
治療方法は抗生物質
■性器カンジダ症
性病として扱われていますが、性行為がなくても発症する病気です。
カンジダは人間の常在菌なので、誰もが発症してもおかしくないのが特徴。
治療方法:男性は真菌薬(塗り薬):女性は膣洗浄と抗真菌剤の投与・飲み薬など
※女性の場合はドラッグストアや薬局でも薬が販売されています。
■尖圭コンジローマ
潜伏期間が長く、忘れた頃に症状が現われやすい病気です。
性器周辺や性器にイボのような症状がでます。
治療しても再発する可能性がある性病です。
治療方法は外科手術と薬剤治療(塗り薬)
■HIV
かつては死の病気と言われた怖い病気。
現在は薬を飲み続けることで、エイズに進行するのを抑えることができます。
エイズが発症する期間は個人差があるため、いつ発症するのかはわかりません。
性病検査ができるようになるには、性行為してから3ヶ月後となります。
治療方法:薬による治療(抗HIV療法)
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